雨の朝、短い旅のはじまり
雨の朝、少し遅めに家を出ました。
目的地は「雷電くるみの里」。
りんごとおやきを買うだけの、短い旅のつもりでした。
ところが、途中で渋滞に巻き込まれ、空腹も重なって、思いがけない「ラーメン屋の失敗」に出会うことになりました。
看板には特に何も書かれていない。
メニューの写真はおいしそうに見えます。
それなのに、ラーメンが運ばれてきた瞬間、私は「しまった」と思いました。
旅の途中で初めて入る店には、いつも少しの勇気がいります。
そして時には、「食べ続けずに引く勇気」も必要なのだと、今回の旅で実感しました。
雷電くるみの里へ向かう準備
この日は、いつもより遅く家を出ました。
目的地は雷電くるみの里だけだったので、気持ちにも少し余裕があったのです。
家を出る前から夫は、「もうお腹が空いた」と言っていました。
夫は調子のいい時はいつもお腹が空いているのです。
長野県へ向かうため、今日は国道18号を通るルートです。
そのため、いつものすき家ではなく、17号沿いのすき家で朝食をとることにしました。
夫は普通盛り、私と息子は小盛。
私と息子は二人とも小盛、
雨が降り続いていたので、旧道は避けることにしました。。
道の状態が心配だったからです。
雷電くるみの里へ向かう途中、雨がやんできました。
それまでの道はガスが出ていて、景色もあまり見えませんでした。
空が少し明るくなっただけで、気持ちも軽くなったと思います。
雷電くるみの里で買い物
到着すると、まずはお目当てのりんごを5袋。

【雷電くるみの里で買ったリンゴシャインマスカットレタスかキャベツおやき】
それから、レタス、キャベツ、シャインマスカットも買いました。
写真のおやきは目的のおやきではありません。もう少し遅くならないと並ばないのです。
調べると「北御牧村味の研究会」(通称「あじけん」)で作られていました。
そして、今日おやきを買いたかったのには理由があります。
先週、華厳の滝の帰りの道の駅で買ったおやきが、私たちにはどうしても合いませんでした。
皮が崩れてしまってうまく食べられず、夫はすっかり失望していました。
「雷電くるみの里で、おいしいおやきを買い直すぞ」
今日の旅には、そんな「リベンジ」の意味もあったのです。
渋滞と空腹が重なった道中
おやきが並ぶまで時間があったので、長野市のラ・ムーへ向かうことにしました。
ところが、道は思った以上の大渋滞。
進んでも進んでも車列が途切れない。
時間が経つにつれてお腹も空いてきて、車内の空気もだんだん重くなっていきました。
「もう、どこでもいい」
そんな気持ちになっていたのだと思います。
看板も写真も普通に見えたラーメン屋
ようやくラ・ムーに着き、買い物を済ませて、食事をするためにラーメン屋を探しました。
スマホで検索すると、二郎系のラーメン屋が出てきました。
でも夫は、
「そこは嫌だ」といいます。
私もすでにお腹が空いていて、店を探すのが面倒になっていました。
夫の言葉を深く考えず、その場で目に入った別のラーメン屋に入ることにした。
これが今回の失敗でした。
思わぬラーメン屋での失敗
運ばれてきた瞬間に気づいた「二郎系」

【二郎系のラーメン屋のボリュームのあるラーメンのイメージ】
店の看板には、二郎系とは書かれていませんでした。後から調べてみると、二郎系とは分かりにくい店もあることを知りました。
メニューの写真もおいしそうに見えました。
写真だけでは、麺の太さや量、味の濃さまではよくわかりませんでした。
そしてラーメンが運ばれてきたとき、夫が気付きました、。
注文に来た女性がそれぞれの量を聞いてきましたが、これほどだと思わなかったので、「全部普通で」といってしまったのです。
「これは二郎系だ」
見た瞬間、私も「しまった」と思いました。
麺は蕎麦のような色をした太い麺で、うどんのようにも見えました。
元々細麵の好きな私はいち早く白旗をあげたい衝動にかられました。
そしてスープは、私たちにはとても塩辛く感じました。
上に載っている野菜を少し食べるくらいで、麺には箸が進まない。
夫も苦い顔をしている。
息子もなかなか食べられない。
結局、3人とも、
「これは無理だ」
となり、食べるのをやめました。
無理して食べずに店を出た
せっかく注文したのだから、残さず食べなければと思う気持ちもありました。
でも、食べ続けて体調を崩したら、せっかくの旅が台無しになる。
今回は、無理をせず店を出ることにしました。
お金はすでに払ってあったので、そのまま外に出て車に乗り込みました。
「せっかく来たのに……」
という残念な気持ちはあった。
でも今思えば、あそこで無理して食べ続けなくてよかったと思いました。
失敗のあとに見えた安心
そのあと、偶然モスバーガーの看板が見えたのでモスシェイクを注文して口直しをしました。
これはいつものパターンですが、本当に助かりました。
そして、雷電くるみの里へ急いで戻ることにした。
ラーメンの影響もあって、お腹の具合が悪くなっていたからです。
私は辛い物やしょっぱい物を食べると、お腹をこわしやすいのです。
再び雷電くるみの里へ
渋滞を抜け、ようやく雷電くるみの里に到着すると、まずはトイレへ駆け込みました。
落ち着いてから、今日のもうひとつの目的だった「おやき」を購入しました。残りが余りなかったのでドキドキしました。
夫と私は、やっと安心した気持ちになったのです。
帰り道も何度かトイレを探しながらの帰宅になったけれど、車内にはりんごとおやきがある。
それだけで、少し救われたような気がしました。
あとがき――失敗も旅の一部
今回のラーメン屋選びは、完全に失敗でした。
でも、旅をしていると、こういうこともあります。
おいしい店に出会うこともあれば、思っていたものと違う店に入ってしまうこともあります。
大切なのは、失敗しないことではなく、失敗したときに無理をしないことなのかもしれない。
今回のことで、私は「旅先で初めて入る店は、もう少し慎重に選ぼう」と思いました。
そして、もし食べてみて「これは無理だ」と感じたら、無理に食べ続けずに店を出る。
それも旅を楽しむためには必要なことだと思います。
今日の体験から――旅先で店を選ぶときの注意点
① 写真だけで判断しない
「注文時に量や麺の種類を確認する」
メニューの写真はおいしそうに見えても、実際の麺の太さや量、味の濃さまではわからないことがある。
特に麺類は、写真だけでは食べたときのボリュームを判断しにくい。
② 初めて入る店は口コミを確認する
旅先では、普段行かない店に入ることになる。
時間に余裕があれば、口コミを見て「量が多い」「味が濃い」「麺が太い」などの情報を確認しておくと安心だ。
③ 家族の意見も大切にする
今回、夫は最初に検索した二郎系の店を、
「そこは嫌だ」
と言っていた。
私はそのとき、あまり深く考えずに別の店へ入ってしまった。
今思えば、夫の言葉をもう少し聞いておけばよかった。
④ 体調を優先する
旅先では、せっかく注文した料理だからと無理して食べてしまいがち。
でも、体調を崩してしまえば、その後の旅が楽しめなくなる。
「これは無理だ」と思ったら、無理をしないことも大切だ。
⑤ 「引く勇気」も旅には必要
今回の私は、ラーメンを残して店を出ることに少し申し訳なさを感じた。
でも、体調を崩すよりはずっといい。
旅を最後まで楽しむためには、「せっかく来たのだから」と無理をせず、引く勇気も必要なのだと思う。
今回の失敗を、次の旅に生かしたいと思う。
旅には、予定どおりにいかないこともある。
でも、そんな失敗もあとから振り返れば、旅の思い出のひとつになる。
今回の旅で一番心に残ったのは、ラーメンの味ではなく、
「無理をしないことも、旅を楽しむための大切な選択なんだ」
ということでした。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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