群馬から長野へ向かう道は、季節ごとにまったく違う表情を見せてくれます。 特に春から初夏にかけての碓氷峠は、霧と新緑が混ざり合い、まるで物語の中に迷い込んだような景色が広がります。

【安中市で見かけたジブリの世界を思わせる工場の風景」】
朝5時45分。まだ街が静まり返っている時間に家を出発しました。すき家で軽く朝食を済ませ、セブン-イレブンで温かいコーヒーを買って車に乗り込みます。
この日は、久しぶりにめがね橋を見たくて、国道18号の旧道を通ることにしました。
群馬は曇り空でしたが、「長野は晴れているらしいよ」と話しながら、今日の旅が静かに始まります。
碓氷第三橋梁(めがね橋)

【明治時代に造られたレンガ造りの「めがね橋」。大きなアーチが連なる姿は迫力があり、近くで見上げると、その大きさに圧倒されました】
空気がしっとり
峠に入りはじめたときは霧なんてまったくなかった。 ただ、空気がしっとりしていて、緑がやけに濃く見えるだけ。 上っていくうちに、いつの間にか薄い霧が木々の間に漂いはじめて、 「あ、霧が出てきたな」 それくらいの、運転には支障のない静かな変化だった。
霧に包まれた碓氷峠は幻想的
車がまったく通らないから、 その静けさが逆に怖いような、落ち着くような、不思議な感じがした。 鉄道の線路は車道のすぐそばで、歩いて近くまで行って写真を撮れた。 霧の向こうに線路が浮かぶように見えて、 その景色に思わず息をのんだ。

【めがね橋近くに残る旧線の橋梁跡】
夫はカーブの多さにうんざりしていたけど、対向車がまったく来ないので、時折り停車をしてくれて、私は写真をとることができました。
蕗が育たない峠
「蕗はあるかい」 夫がそう聞いてきたのは、奥只見で道端の蕗を摘んだ日の名残りです。 でも、この峠には蕗が一本もなかった、「ここまで種が飛んでこないんだね、」 それが逆に不思議で、私はただ黙って、 窓の外の深い緑をずっと見つめていました。
別世界
180カーブまで、数えていたら突然別世界のように飛び込んできた車や街並みが目に飛び込んできました。

【碓氷峠を抜けた先の住宅】
息をのむような静けさ。 霧の中の碓氷峠は、どこか別の世界に迷い込んだみたいだった。
軽井沢
さっきまでの雨が突然やみました。

【軽井沢のサンラインの看板がある交差点】
この信号を右に曲がりサンセット通りへ行きます。

サンセット通りから望む街並みと山々
軽井沢の晴れとサンセット通りの美しい景色

サンセット通りから見渡す景色はとても開放的で、遠くには町並みや山々が広がっていました。霧に包まれていた軽井沢を抜けたあとだったので、その景色がより美しく感じられました。

道の駅で買った3種類のおやき

道の駅「雷電くるみの里」に到着
軽井沢を後にして、道の駅「雷電くるみの里」に立ち寄りました。店内には地元の野菜や特産品が並び、旅の途中の休憩にもぴったりの場所です。ここで信州名物のおやき、りんごを購入し、次の目的地へ向かいました。名物のおやきは北御牧村味の研究会「あじけん」がつくっています。

「車を走られていると目に入った果物屋の前、やおふく」
やおふくに寄って見た
車を走らせていると、地元の青果店「やおふく」が目に入り、立ち寄ってみました。店内には新鮮な野菜や果物が並び、地域の人たちでにぎわっていました。旅先でこうした地元のお店に入るのも、自家用車の旅ならではの楽しみです。
YouTubeで紹介されていた、ラ・ムーへ

「ラ・ムーでリンゴとパンを購入しました。」
この頃私は毎日リンゴを食べていたのでどこに行ってもリンゴ見つけると買っていました。
いつもの予定変更
本当はここで帰る予定でした。 でも、4月29日に行った「まつしろ食堂」の味が忘れられず、 「11時の開店に合わせて行こう」と予定を変更。

愛情あふれる「まつしろ食堂」で昼食
長野インターの近くにあります。

まつしろ食堂で好きなおかずを選んだ昼食
「まつしろ食堂」は、好きなおかずを自由に選んで食べられる食堂です。私はニラともやしの炒め物やアジフライ、卵焼き、小鉢など、自分の好きなおかずを選びました。家庭的な味わいで、旅の途中にほっと一息つける昼食になりました。

夫は味噌ラーメンを選びました。たっぷりの白ねぎともやし、チャーシューやメンマがのった、どこか懐かしさを感じる一杯です。私たちが食べ終わる頃には店内も混み始め、「いいタイミングで来たね」と笑い合いました。
口直しのモスシェイク
帰りは長野インターから松井田妙義まで高速を利用し、その後は下道で帰りました。途中、モスバーガーでモスシェイクを飲みながら帰路につきました。
読者に伝えたい重要なこと
- 碓氷峠の旧道はカーブが多い
- めがね橋周辺へ向かう旧道は、カーブが連続します。
- 急がず、対向車や道路状況に注意して運転することが大切です。
- 霧が出ると視界が悪くなる
- 今回は霧が徐々に濃くなりました。
- 山道では突然霧が発生することもあるので、速度を落とし、無理をしないことが重要です。
- 霧や雨の日は、めがね橋周辺の散策でも足元に注意する
- 路面が濡れている可能性があるため、歩きやすい靴がおすすめです。
- 山道では途中で停車する場所にも注意する
- 写真を撮りたい場合でも、道路上や危険な場所には停車せず、安全な場所を選ぶことが大切です。
- 碓氷峠と軽井沢では天候が大きく変わることがある
- 今回は峠で霧が出ていたのに、軽井沢へ抜けると天気が変わりました。
- 山の天気は変わりやすいため、平地の天気だけで判断しないほうが安心です。
- 道の駅や地元の青果店は、旅の途中の買い物に便利
- 雷電くるみの里ではおやき、やおふくでは地元の野菜や果物を見ることができました。
- 自家用車なら、こうした場所に気軽に立ち寄れるのも魅力です。
- 人気の食堂は開店時間を意識する
- まつしろ食堂は食べ終わる頃には混み始めていました。
- 人気店を訪れるなら、開店時間に合わせて行くと比較的入りやすいです。
- 天候や道路状況によって予定を変更する余裕を持つ
- 今回も途中で予定を変更しています。
- 山道を含む日帰り旅では、予定を詰め込みすぎないことが大切です。
雷電くるみの里のおやきは、北御牧村味の研究会「あじけん」が作っています。
私たちは以前食べたおやきが気に入らず、今回は「雷電くるみの里でおいしいおやきを買いたい」と思って訪れました。おやきが並ぶ時間は今回の訪問時には少し遅かったため、お目当てのおやきを購入したい方は、販売時間を確認してから訪れると安心です。
霧の碓氷峠は、見えない道を確かめながら進む旅でした。
人生も同じで、先が見えなくても歩けば必ず景色は変わっていく。
そのことを、今日あらためて感じました。
走行距離298㎞
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