初めてお客様に厳しく叱られたことがありました。
お客様に怒られる
お昼の休憩を終えてコースへ戻ると、前の組のお客様が待っていました。
「そちらの組がボールを打ち込んできた」と、とても厳しい口調で叱られたのです。
涙がボロボロ出た
あまりにも強く言われたため、私は涙が止まりませんでした。
しばらくして担当していたお客様が戻ってきたので、私は先ほどの出来事を伝えました。
お客様が否定
すると、お客様は「私たちは絶対に打ち込んでいないよ」とはっきり言ってくださいました。
私も、打ち込んでいないことは確信していました。
あの頃はまだ新人で、どう対応すればよいのか分かりませんでした。
経験を積んでいたら
もし、もう少し経験を積んでいたら、あるいは大人として落ち着いて対応できていたら、違う受け止め方ができたのかもしれません。
あの日は、とても悔しく、忘れることのできない一日になりました。
ゴルフ場ならではの楽しみ

キャディーの仕事は大変なことばかりではありませんでした。
秋になると、ゴルフ場にはシイタケやキクラゲ、シメジなど、さまざまなきのこが生えてきます。
キノコの収穫
プレー中はもちろん仕事が優先ですが、前の組が進むまで待つ時間や、お昼休みには、きのこを見つけて収穫することもありました。
ある日、コースの脇で夢中になってきのこを採っていると、お客様が笑いながら、
キノコの方が大事
「おいおい、俺たちより茸が大事かい?」
と声をかけられ、
私は思わず笑ってしまい、「すみません」と答えました。
また、ゴルフ場の社長のコンペについたときも、キクラゲが生えているのを見つけて収穫していました。
社長の心遣い
それでも社長は何も言わず、いつもキャディーに優しく接してくださいました。
厳しいこともあったキャディーの仕事でしたが、自然に囲まれたゴルフ場だからこそ味わえた、忘れられない楽しい思い出でもあります。
ゴルフ場では、食べられるきのこだけではありませんでした。
猛毒のツキヨタケをみるける
ある日、毒きのこのツキヨタケを見つけたことがあります。
名前は知っていましたが、実物を見るのは初めてでした。
「これがツキヨタケなんだ。」
(夜に光るらしい)
そう思いながら、しばらく眺めていたことを覚えています。
多彩な楽しみがあった
ゴルフ場には、四季折々の自然に触れられることも、キャディーという仕事の楽しみの一つでした。

休憩時間は、キャディー仲間とこたつを囲みながら仕事の話や何気ない会話を楽しみ、心も体も休める大切なひとときでした。
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