ハウスキャディーとアルバイトキャディー
キャディーの仕事は、お客様についてコースを回る日ばかりではありませんでした。
ハウスキャディーは最初に指名されるあうため、ほとんど毎日お客様につきます。
アルバイトキャディー
一方、私たちアルバイトキャディーは、お客様につかない日もありました。
そんな日は、午前10時から使っていないグリーンへ軽トラックで向かい、除草をします。
作業のほうがいい
草むしり道具と水筒を持って、アルバイトキャディーみんなで作業をしました。

作業の合間には芝生でひと休み。仲間とお茶を飲みながら語り合う時間が、忙しい毎日の疲れを癒やしてくれました。
午後3時まで働いて日当は7,000円でした。
緊張から解放される
私は、この仕事のほうが好きでした。お客様につく時のような緊張もなく、仲間と一緒に作業ができたからです。
しかし、一番大変だったのは天気でした。
雨の日、冬の日、暗いゴルフ場
雨が激しく降っていても、お客様がプレーをすると決めれば、私たちも一緒にコースへ出ます。
カッパを着込み、厚着をしていても体は冷え切り、思わず涙が出るほど寒い日もありました。
さらに前の組が詰まっていると、雨の中で長い時間待ち続けなければなりませんでした。

「前の組が詰まると、雨の中でも長い時間待機しなければなりませんでした。雨具を着ていても冷え切ってしまう、つらい時間でした。」
冬になると雪が積もっていてもプレーを希望するお客様がいました。
蛍光色のボール
蛍光色のボールを使っていても、雪の上に落ちたボールは雪の中へ潜ってしまい、そのまま雪の中を転がって行くので見つけることができません。
結局、お客様もハーフを回らずにプレーを諦めて帰ることがありました。
最後のお客様
秋から冬にかけては日が沈むのも早くなります。
午後5時には辺りが暗くなり、ゴルフ場の車が大きなライトを照らしながら後ろをついてきます。
それでも暗くなると、ボールを見つけることは難しくなりました。
キャディーの仕事は、お客様を支えるだけではありません。
天気や季節、自然を相手にしながら、一日一日を乗り越えていく仕事でもありました。
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