キャディーの仕事②「𠮟られた日、笑った日」

仕事シリーズ

初めてお客様に厳しく叱られたことがありました。

お客様に怒られる

お昼の休憩を終えてコースへ戻ると、前の組のお客様が待っていました。

「そちらの組がボールを打ち込んできた」と、とても厳しい口調で叱られたのです。

涙がボロボロ出た

あまりにも強く言われたため、私は涙が止まりませんでした。

しばらくして担当していたお客様が戻ってきたので、私は先ほどの出来事を伝えました。

お客様が否定

すると、お客様は「私たちは絶対に打ち込んでいないよ」とはっきり言ってくださいました。

私も、打ち込んでいないことは確信していました。

あの頃はまだ新人で、どう対応すればよいのか分かりませんでした。

経験を積んでいたら

もし、もう少し経験を積んでいたら、あるいは大人として落ち着いて対応できていたら、違う受け止め方ができたのかもしれません。

あの日は、とても悔しく、忘れることのできない一日になりました。

ゴルフ場ならではの楽しみ

キャディーの仕事は大変なことばかりではありませんでした。

秋になると、ゴルフ場にはシイタケやキクラゲ、シメジなど、さまざまなきのこが生えてきます。

キノコの収穫

プレー中はもちろん仕事が優先ですが、前の組が進むまで待つ時間や、お昼休みには、きのこを見つけて収穫することもありました。

ある日、コースの脇で夢中になってきのこを採っていると、お客様が笑いながら、

キノコの方が大事

「おいおい、俺たちより茸が大事かい?」

と声をかけられ、

私は思わず笑ってしまい、「すみません」と答えました。

また、ゴルフ場の社長のコンペについたときも、キクラゲが生えているのを見つけて収穫していました。

社長の心遣い

それでも社長は何も言わず、いつもキャディーに優しく接してくださいました。

厳しいこともあったキャディーの仕事でしたが、自然に囲まれたゴルフ場だからこそ味わえた、忘れられない楽しい思い出でもあります。

ゴルフ場では、食べられるきのこだけではありませんでした。

猛毒のツキヨタケをみるける

ある日、毒きのこのツキヨタケを見つけたことがあります。

名前は知っていましたが、実物を見るのは初めてでした。

「これがツキヨタケなんだ。」

(夜に光るらしい)

そう思いながら、しばらく眺めていたことを覚えています。

多彩な楽しみがあった

ゴルフ場には、四季折々の自然に触れられることも、キャディーという仕事の楽しみの一つでした。

ゴルフ場の休憩室で、キャディー仲間がこたつを囲み、休憩しながらくつろいでいる当時の写真。

休憩時間は、キャディー仲間とこたつを囲みながら仕事の話や何気ない会話を楽しみ、心も体も休める大切なひとときでした。

続きは、こちらの記事をご覧ください

  • 「私がキャディーになった理由」はこちら
  • 「𠮟られた日、笑った日」はこちら
  • 雨の日も雪の日もコースへ出たはこちら
  • 大好きだった仕事との別れはこちら

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